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京セラの再生医療について


出典:京セラニュースリリース

京セラ、理研、オーガンテクノロジーズが「毛包器官再生による脱毛症の治療」に関する共同研究を開始したことが発表されました。再生医療の中でも毛髪は非常に注目されている分野です。京セラが発表したのは、少量の頭皮を採取し、細胞を培養して薄毛部分に移植する治療です。

上側の図は自毛植毛です。頭皮を採取し、毛包単位で薄毛部分に移植していきます。毛包の数を増やすわけではなく、そのまま移植する薄毛治療法です。自毛植毛はアイランドタワークリニックなどで実施されています。育毛剤や内服薬などを飲んでもM字ハゲが治らない人向けの薄毛治療です。

京セラ発表の毛髪再生医療について




少量の頭皮から上皮性幹細胞と間葉性幹細胞を分離します。バルジ領域と呼ばれる部分にかる幹細胞と毛乳頭細胞にあたります。どちらも毛髪の生成に欠かせない細胞です。理研の研究チームが開発した「器官原基法」によって毛包原基を再生する技術によって、マウスの毛髪の再生を実証しています。

毛のないマウスに再生毛包原基を28個移植することで、3週間で124本の毛髪増加が確認されました。これは人間の毛髪密度に非常に近い本数です。色素幹細胞を組み込むことで、毛髪の色を制御する実験にも成功しています。

京セラ、理研、オーガンテクノロジーによる研究は2020年の実用化を目指しています。医療機関で少数の毛包を採取し、受託製造会社で幹細胞への分離、再生毛包原基の製造を行い、医療機関へ搬送するという治療法が実現する可能性があります。後頭部の頭皮は男性ホルモンレセプターがないため、フィナステリドなどのホルモン系治療薬を服用する必要がありません。実現すれば薄毛治療の方法が大きく変化することは間違いありません。
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細胞再生技術による薄毛治療について。京セラと理研などが共同でおこなっている再生医療などについて紹介